たまに妖精がやってくる
田舎暮らしでありがたいのは子育てしてる人が周りに少ないからか、非常に気にかけていただけることです。
近所のおじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、みんな我が家の子どもたちのことを知っています。
お散歩すれば、必ず誰かに声をかけられます。
ある日、お散歩から帰ると玄関先に箱でジャガイモとカボチャが…!!!
「妖精が来た!」
なんて、うちでは話してますが、近所のおばあちゃんです。(笑)
田舎での子育て、都会にはない人付き合いが本当に魅力です。
「若い人はお金使っちゃダメだよ〜」
とお野菜持って来てくれたりします。
ありがたや、ありがたや。
【ピックアップ】青森県西目屋村
子育て世代にオススメの移住先をピックアップしました。
まずは場所…
西目屋村の場所はこちらです。
弘前から車で15分ほどの山の中です。
日本一やさしい村
タイトルのとおり「日本一やさしい村」をうたっています。
村のホームページより力の入れ方が半端ない「子育て支援」について引用させていただきました。
村独自の村民負担ゼロ(完全無料)事業「11件」
支援策 先駆的施行・開始年度 ①こども医療費無料(高校3年生に相当する年齢まで)
※所得制限なし、入院費・食事代も含む
※高校3年生に相当する年齢までとは、満18歳に達した日以降における最初の3月31日までのこと
東北初・H20.4月~(中学3年生まで) H23.4月~(高校3年生に相当する年齢まで) ②0歳児以上の保育料完全無料 3歳児以上 県内初・H21~/2歳児以上 県内初・H25.4月~ /0歳児以上 全国初・H26.4月~ ③妊婦健康診査(国の指定検査)に付随する妊婦検査費用無料
※検査項目・助成金額・回数ともに無制限
※ただし、治療にかかる検査を除きます
全国初・H21.4月~ ④産婦健診無料化(項目・上限なし) 全国初・H21.4月~ ⑤チャイルドシート無料貸し出し
※利用状況によっては、借りられない場合もあります
※新生児用5個、幼児用10個、学童用15個を所有しています
H12~ H18~無料化 H26~新生児対応 ⑥児童福祉施設利用時の自己負担の無料化(療育支援) H23.4月~ ⑦妊婦歯科健診の無料化 H23.7月~ ⑧3種類(季節性インフルエンザ・おたふく・ロタウイルス)の任意予防接種費用の無料化 ※H27~季節性インフルエンザは全村民無料、H25.4月より全ての任意予防接種が無料となった。季節性インフルエンザ(新型含)はH21~無料 ⑨中学生に対するピロリ菌撲滅事業(検査・治療費無料) 県内初・H27.2月~ ⑩新生児聴覚検査費用全額助成事業 県内初・H27.4月~ ⑪子宝育成奨励金 『第2子 出産祝金・学校入学祝金 計25万円』『第3子 出産祝金・学校入学祝金 計35万円』 『第4子 出産祝金・学校入学祝金 計37万円』 『第5子以上 出産祝金・学校入学祝金 計50万円』
※受給資格:村に引き続き3年以上居住し、かつ住所を有する方
H12~、第2子に関してはH23~
保育料が無料っていうの素晴らしくないですか?医療費も高校三年生まで無料!!!
「子宝育成奨励金」の項目なんて2人目から出ます。3人目から色んな名前でお祝い金が出るところは多いんですけどね。
お仕事は?
フリーランスでネットさえあればお仕事できる方や農業関係に転職、もしくは弘前が近いので弘前市で会社員というお仕事の選択肢もかなり充実した地域です。
最近は青森県内でテレビCMを流してます。
YouTubeにあったので、ご紹介。
土地がタダ!?
子育て支援の一環で、村内ではかなり便利な土地を無料提供。なんて、太っ腹なのでしょう!
世界遺産白神山地という観光地であり、豊かな自然がいっぱいの西目屋村。子育て世代の田舎への移住先としては、かなりいい場所だと思いませんか?
夏野菜の収穫
家庭菜園レベルですが、畑が軌道に乗って茄子やピーマンが鈴なりです。
ついでに、ゴーヤーも追い込みかけてます。
葉っぱに隠れて、思いの外ぶら下がってました。
基本的にお野菜はいただくことが多い我が家ですが、こちらの野菜はご近所さんにいただいた苗から育てました。
田舎で暮らすには、本当に近所づき合いが欠かせません。
次は秋まきのお野菜の準備です。
田舎の物々交換システム
都会から田舎に来ると驚くことの1つに「物々交換」があると思います。
お隣さんが畑の野菜をくれたと思ったら、そのまた向こうのお家からお魚もらった…
こんな時どうすればいいの!?
うちには返すものがない!!!
なんてことがあると思います。
そんな時は正直に「すみません。何も返す物がなくて…」ととりあえずご好意は受けておきましょう。持ってきてくれる人はだいたい見返りを求めているわけではありません。
大切なのは
・日々の挨拶
・自治会のイベントへの出席率
です。
何か地域でお祭りなどをやる時は積極的に参加します。人手があると喜ばれます。
でも、やっぱりもらいっぱなしは気まずいですよね?
実家に帰った時や旅行した時などは必ずお土産を買ってきます。これぐらいなら、都会にいても当たり前にお友達にしていたことだと思います。ただ相手が友達からご近所さんに変わるのです。
そして、自分でも畑(家庭菜園含む)を始めたら、いただくのとは違う野菜を育てて持っていくといいと思います。でも、たいていの一般的なお野菜は周りのお家の方も作ってることが多いので、ちょっと違う物だと喜ばれます。
そんなわけで、うちでは葉物野菜は「ルッコラ」「モロヘイヤ」などなどを育てております。
あとは、大量に果物をいただいた時にはジャムにして持っていったり、ケーキを焼いた時に多めに焼いて持っていきます。案外、簡単に保存食にすることができるものなので、初めての方でもジャムや佃煮系はトライしてみてもいいと思います。
まとめ
このように都会ではなかなかない「物々交換システム」ですが、慣れてしまうと本当にありがたいものなのです。旬のお野菜、魚のとても新鮮なものが手に入ります。人間関係が面倒くさくて田舎に引っ越そうとか思っている人がいたら、それだけはやめたほうがいいと思います。
田舎は人間関係が濃くてナンボです。
都会のように関係を絶って生活もできますし、している人もいます。
でも、外から来た移住者にとっては親戚も身近にいない場合が多いので、病気になった時などはご近所さんが生命線にもなり得るのです。
この「物々交換システム」の話を聞いて、「めんどうくさいな〜」と思った人は移住先は小さい都市ぐらいにしておいたほうが身のためです。ど田舎は向きません。
田舎での家探し
田舎での移住を考える方は都会にいる方ですよね。
まあ、まれに田舎から田舎へ…という方もいらっしゃいますが。
ある程度、住みたい地域を絞ったら住むところを探してみましょう。
住みたいところへ足を運ぶのはもちろんいいのですが、家を決めるまでの費用面に問題が出てくることと思います。
そんな時はこちら↓
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「空き家バンク」というものがあります。
各自治体がいろいろな空き家情報を載せているのですが、それをまとめてくれているので、探しやすいと思います。一例としてこちら。
お試し住宅は、久万高原町への移住定住を検討している方に、本町の風土や日常生活を体感してもらう住宅で、テレビ・クーラー・冷蔵庫・洗濯機などの電化製品や家具、食器などをあらかじめ備え付けています。
お試し住宅ですので、利用できる期間は1カ月から6カ月までの間と短期間ですが、本町での生活を体験するとともに、移住に向けた仕事探しや家探しの拠点として使っていただきたいと考えています。
詳細については、ふるさと創生課 移住促進班までお問い合わせください。
なんていう、とても親切な物件が載っていることもあるのです。
移住先をまだ完全に決めていない人ならいろいろ見られるので、こちらを参考に移住を決めるのも手ですね。
子どもとのレジャー
田舎に住むと基本的に小さな子どもにとってのレジャーに事欠きません。
都会に住んでいたら何時間もかけて山や海へ行くことになります。でも、たいていの田舎はどちらかがあるので、子どもにとっての素敵な遊び場がいっぱいです。
もちろん危険と隣り合わせの場所もありますから、そこは大人同伴にするなどきちんと教え込む必要があります。
ご近所さんとの関係がよければ、畑に入れてもらって収穫のお手伝いをさせてもらうこともできます。私の子どもたちはご近所さんのご好意でイチゴ狩りをさせていただいたり、トマトなどのお野菜の収穫のお手伝いをさせてもらっています。
自宅ではできないことなので、とても喜びますし、親の私も近所なのであまり疲れません。
イチゴ狩りに首都圏で家族四人で車で行ったら
交通費 (2,000円/一台)
イチゴ狩りの代金(1,000円〜2,000円/人)
移動途中の食事 (500円〜2,000円/人)
交通費は前後がかなりあるとは思いますが、少なくとも上記のものはかかるわけです。
その点、近所なので交通費は0円、移動中の食事は帰宅して食べるので関係なく、イチゴ狩りの代金も無料です。(もともと物のやりとりを普段からしているお宅の畑なので)
子育て世代が田舎に住むとここら辺の自然に触れる遊びにかけるお金は削られることになります。子どもたちにできるだけ、自然を体験して覚えさせたい方にはやはり田舎がオススメです。